コレクションの舞台裏

LEVI’S^® WELLTHREAD^® SPRING/SUMMER 2023

Levi’s^®のR&Dラボが今シーズンもフレッシュなルックと新しいイノベーションをお届けします。
どれも着心地が良いだけでなく、より良い方法で作られた服です。
原料の調達方法への配慮も、服を作る人たちがより健康的に働けるようにする仕組みも、
よりリサイクルしやすい、より循環型のアイテムを作る取り組みも。
私たちは自分たちの服をもっと良いものにする新しい方法をいつも探し続けています。
そのすべてを集めた場所が、Levi’s^®WELLTHREAD^®R&Dラボ（別名ドリームラボ）です。

トランジショナルコットン

コットンは私たちのほぼすべてのプロダクトの土台になる素材です。だから人と地球環境にとってより良い手法で生産している地域と手を組めるように、模索を続けることが大切です。今シーズンLevi’s^®は、責任ある方法で育てられたオーガニックコットンをもっと増やせるように、トランジショナルコットンの使用に重点を置きました。オーガニックコットンは認定されるまでに３年の移行期間が必要です。トランジショナルコットンとは、この移行期間に栽培されたコットンのことをいいます。責任ある方法によるオーガニックコットンの栽培では通常、従来のコットンよりも水の使用を削減できます。さらに合成肥料や殺虫剤、遺伝子組み換え種子が環境に与える悪影響も軽減できます。

「業界全体で
オーガニックコットンを
拡げていくためには、
移行期におけるコットンの生産を
支援することが
大切だと考えています」

— ウナ・マーフィー
Levi’s^® グローバルイノベーション・デザインディレクター

木くず顔料

WELLTHREAD^®の服はどれも、植物由来の染料を使うことで化石燃料への依存を減らせるようにしています。今シーズン私たちは、木くずから作られたブラックの染料を石油系インクの代わりに使い始めました。FSC^®（森林管理協議会）の認証済み木材廃棄物から生まれたこの革新的なプリント用染料は、発色が良く機能性も高いのが特長です。

リサイクルして循環させる

Levi’s^®はこれまで数年間、循環型デザインを追求してきました。リサイクルや、資源としての再利用が簡単にできるようにWELLTHREAD^®の衣料の再調整も行いました。生地も、アイコニックなLevi’s^®のツーホースパッチも、ジッパーも、WELLTHREAD^®の衣料に使われているありとあらゆるものはリサイクルできます。単一の素材を使うように配慮すればリサイクルしやすくなり、使用済みの衣料が埋立てゴミになることを防げます。2度目3度目のいのちを持てるからです。やがてそれ以上着られなくなる日が来たら、まったく新しいものに生まれ変わるのです。

*リサイクルできるのは、適切なリサイクル設備がある地域だけです。

「私たちの最終的な目標は、
何ができるのかを学びながら、
製品が環境に与える影響を
減らすことです。
WELLTHREAD^® は、
そのゴールに
向けた革新的な技術開発と
テスト
のためのプラットフォームです。
まだまだ長い道のりですが、
地球への負荷を減らすには、
長期的な投資が必要だと
考えています」

— ウナ・マーフィー
Levi’s^® グローバルイノベーション・デザインディレクター

作る人の健康のために

製造に携わる人たちに必要なことを一番よく知っているのは、製造に携わる人たち自身。当然のことです。そこでLevi’s^®はワーカーウェルビーイングプログラムを導入して、独自の方法で従業員の要望に応えています。まずはじめに、プログラムに参加しているLevi’s^®のサプライヤーが彼らへの聞き取りを行います。やりがいを感じながら、生産性を向上させつつ、より健康的に働くためには、どんなサポートが必要かを知るためです。つぎに私たちはNPOやNGOと協力して、従業員にとってより良い環境を整備するためのプログラムを導入します。合意された改善策がある場合は、それを実行します。