Levi’s#[sup ®] FROM THE ARCHIVES

LEVI’S®
FROM THE ARCHIVES
VOL.4

リーバイス®のアーカイブ室から :
ウェスタンにもSFにも登場した
ハリウッドのLEVI’S®

1989年に作られたLevi’s®のアーカイブ室は、ブランドの歴史を保存しながら、Levi’s®の過去といまを紡ぎ合わせる場所です。ここには服、カタログ、広告、アートなど、世界中から集めた貴重な史料が収められています。
アーカイブ室のディレクターであるトレーシー・パネックが、この部屋に詰まった様々な物語をご紹介します。

西部劇ではカウボーイたちが501®を穿いていました。マリリン・モンローやハル・ベリーもスクリーンの中でLevi's®を穿きました。Levi's®は、約1世紀にわたってハリウッド映画に登場し続けています。

リーバイ・ストラウス社は、太陽が降り注ぐ南カリフォルニアにハリウッドのスタジオが現れた何十年も前から、アメリカ西部の労働者に向けた服を作っていました。Levi’s®が映画の衣装として選ばれた理由は主に二つあります。まずはリーバイ・ストラウス社が地理的に近い北カリフォルニアにあったこと。そして、リベットがついたデニムからサンセットラベルのウール製シャツまで幅広い選択肢があったこと。Levi’s®のアーカイブ室に保存されている衣装の中には、映画スタジオのマークがそのまま残っているものもあります。

1939年の『駅馬車』でジョン・ウェインが裾を巻き上げて穿いていたLevi's® 501®ジーンズは、カウボーイを象徴する不朽のスタイルになりました。テレビの『シスコ・キッド』シリーズに登場したレオ・カリーロをはじめとする西部劇のスターたちもLevi’s®を穿いていました。映画『ロデオの英雄』でロデオ会場の道化師役をしていたハリー・モーガンの特大Levi’s®は、映画『Deputy Marshal』の劇中歌「Levi’s, Plaid Shirts and Spurs」の楽譜などと一緒に、アーカイブ室のハリウッドコレクションに収められています。モダンウェスタンムービー『ブロークバック・マウンテン』でジェイク・ギレンホールが穿いていたLevi’s®も、コレクションにあるお宝の一つです。

Levi’s®を穿いた俳優が登場する映画は西部劇だけではありません。バイカー映画の元祖と考えられている『乱暴者(あばれもの)』でマーロン・ブランドが身につけていた501®ジーンズとレザージャケットの組み合わせは、反逆者たちのシンボルとして広まっていきました。SF超大作『スター・ウォーズ』で、ルーク・スカイウォーカーを演じるマーク・ハミルが白いLevi’s®ステイ・プレストを履いていたのも良く知られています。

今のハリウッドでは、映画スタジオにほど近い場所にリーバイ・ストラウス社の「ハウス・オブ・ストラウス・ロサンゼルス」があります。このエンターテイメント向けショールームでは、映画会社や活躍が期待されるスターにLevi's®のアイテムを提供しています。