Staff Vintage Look

リベットの特許権が満了を迎えた1890年、最初に創り上げられたジーンズ。ベルトループは無く腰部分には「シンチバック」と呼ばれるバックルがあり、これでウエストの調整が可能です。サスペンダーを取り付けるためのボタンがウエストバンドが付いていて、バックポケットが一つだけあるのが1890モデルの特徴です。当時は平行ミシンがなかったため、バックポケットのアーキュエイトステッチが平行ではないのも忠実に再現しています。

アメリカが世界大恐慌から少しずつ脱出をしはじめる頃、501^®はさらに進化。シンチバックはまだ残っていますが、サスペンダーボタンを無くしてベルトループを採用したモデル。右のバックポケットに「レッドタブ」が付けられたのもこの頃です。バックポケットにあるリベットは家具や自動車を気づ付けてしまった、との声があり隠しリベットになり特許を取っています。当時はリーバイス^®の高い品質を証明する為にギャランティチケットも付いていました。

第二次世界大戦が終わり物資が出回るとリーバイス^®は再びジーンズの生産量を増やしていきました。1947年モデルは、1930年代と大戦モデルを兼ね合わせたハイブリッドなスタイルになりシンチやサスペンダーボタンという付属を取り除き、スリムなフィットに生まれ変わりロックンロール世代の為のモデルになりました。戦時中に取り除かれていたリベット等のディテールも復活し、アーキュエットも糸によるステッチに戻りました。ファンの間では”完成度の高いジーンズ”とも言われていて人気のモデルです。

当時、アメリカの西海岸で絶大な人気だった501^®を初めて東海岸地域で発売したモデル。東海岸ではボタンフライの仕事用ズボンはなじみの薄いもので、より親しみを持ってもらえるようジッパーフライ、レッグは細めなテーパードを採用したモデルです。フィットは。洗って縮めることで、自分の体にフィットさせて楽しめるShrink-to-Fit（シュリンクトゥフィット）を採用したモデルになっています。

1967年に誕生した505^™ジーンズは作業服ではなくファッションアイテムとして作られました。ジップフライを採用してボタンフライよりスタイリッシュな印象になるモデルで当時のアメリカで大ヒットしました。70年代には世界的ロックミュージシャンのアルバムに登場したり、90年代後半には原宿カルチャーを象徴するアイテムとして注目されていて日本でもファンが多いモデルです。太ももから足元まではスリムフィットで股上は浅めに作られています。