Vol.6
LEVIʼS®
MONTHLY
MUSE
中田クルミ
KURUMI NAKATA

501®を愛する女性のライフスタイルやクリエイティビティにフォーカスをあてたインタビュー連載「LEVI’S® MONTHLY MUSE」。第六回目のゲストは、女優やモデルとして活躍の幅を広げ、ファッションアイコンとしても人気を集める中田クルミさんが登場。今回はフォトグラファーとして撮影に参加してくれた妹の中田みのりさんとともに501®の思い出やファッションのこだわり、姉妹の関係性についてお話を聞きました。

クルミさんとデニムの出会いは
いつ頃ですか?
クルミ:小さい頃から父が地元のリユースショップなどで見つけてきたデニムを穿かせられていたという感覚です。父はいろいろなものを収集するのが好きで、ハッピーセットでもらえるトミカやバイクなど実家にはコレクションがたくさんあります。でも、父は集めることが好きなのでバイクは乗らないし、大量にあるデニムもほとんど穿かずに実家の階段に積まれていたりして、私たちがたまに帰った時に「これもらって帰っていい?」と聞くと、「いいよ」と言ってくれるんです。
お父さんが収集するデニムはLevi’s®が
多かったですか?
クルミ:デニムはLevi’s®がいいものだと思っている人だったので、コレクションのほとんどがLevi’s®。父はデニムオンデニムにシャツをインするような格好をいつもしていて、それも全部Levi’s®という感じでした。
クルミさんご自身のファッションの好みにも
お父さんの影響は大きかった
のでしょうか?
クルミ:あると思います。小さい頃はよく父と一緒にそういったリユースショップに行っていて、田舎の産業道路の脇とかにあるなんでも売っている倉庫のようなお店の古着コーナーで服を買っていました。本当に物量がすごいので、宝探しみたいな感覚で「いいもの見つけたよ」とか言いながら。ロッキンホースと最初に出会ったのもそこですね。とにかく掘り出し物を探していくうちにだんだんと自分の好みが分かってきたというような感覚です。
501®の思い出はありますか?
クルミ:以前「501®S」というノンウォッシュデニムのスキニータイプのモデルがあって、そのWEB CMに関口メンディさんと一緒に出演させてもらったんです。その時の思い出はもちろん、穿き心地やフィット感が本当に最高で、復活を熱望しています!
501®しかり、クルミさんのファッションにはオーセンティックなアイテムを
取り入れられることが
多いと思うのですが、どういう部分に惹かれますか?
クルミ:501®の場合、全部のデニムがここから派生していると言っても過言ではないと思います。全部辿っていくとたどり着くというか、すごく完成されたデザインだなと。それは私がここまでいろんな服を着てきたからこそ分かることなのかなとも思っていて、10代の頃の奇天烈なファッションや冒険といった寄り道を経て、結局真ん中に通っているオーセンティックなものがいいんだなと分かるようになりました。


影響を受けたものはありますか?
クルミ:以前、シャネルのパリにあるアトリエに行かせていただいて、職人が手作業で作っている現場を生で見た時に、ハイブランドがなぜハイブランドなのかという理由を理解できたというのはとても大きな体験だったと思います。当時のカール・ラガーフェルドの作る洋服はめちゃくちゃモードでクラシックとは離れているように見えるけど、根本にはオートクチュールの基本があるから成立している。真ん中がないと型なしになるけど、真ん中があれば型破りになるということを実感しました。
501®はどんな存在ですか?
クルミ:どんな気分にも合うものが揃っているイメージ。ダメージがあるものもあれば綺麗なものもあるし、大きいサイズもタイトなものもある。みんな違うけど、501®というベースがあることでいつまでも穿けるのかなって思います。今まで何回も断捨離をしようと引っ張り出しては、同じものには出会えない気がして、元の場所に戻すということを繰り返しています(笑)。色も形も一緒でタグが反転しているだけのものもあったりするのですが、どうしても手放せないものばかりなんです。


一本一本が唯一無二の存在なんですね。
デニムにまつわる思い出は他にも
ありますか?
クルミ:父の還暦のお祝いでみのりと一緒に赤いちゃんちゃんこの代わりに、Levi’s®のデニムジャケットをカスタムしてプレゼントしました。原宿のフラッグシップストアで父の好きな数字と誕生日とイニシャルを赤い刺繍で入れて、個人情報丸出しのIDジャケットみたいな(笑)。
お父さんの反応はいかがでしたか?
クルミ:すごく喜んでいて、着ている写真を撮りたがっていました。古着でもジャケットの内側に刺繍でイニシャルが入っているものってなんだか特別に思える、と。同じように、もしこのジャケットが他の誰かの手に渡ったとしても、なんかいいなぁと思ってもらえたら素敵だなって思います。
今回の撮影では、妹のみのりさんが
フォトグラファーとして参加してくれ
ましたが、
このような形での姉妹共演はいかがでしたか?
みのり:ちょっと恥ずかしかったです。普段はこういう感じなのに、仕事ちゃんとしてるなぁって思われるのがなんか嫌なんです(笑)。
クルミ:私もこそばゆい感じはありました。写真を撮られているときはどうにでもなれ!と思いながらやっていましたね。決めすぎても恥ずかしいし、油断しすぎると本当に実家にいるときの変な顔になっちゃうから、そうならないように絶妙な感じが難しかったです。
みのり:途中ちょっとその顔あったかも(笑)。


お父さんの反応はいかがでしたか?
クルミ:すごく喜んでいて、着ている写真を撮りたがっていました。古着でもジャケットの内側に刺繍でイニシャルが入っているものってなんだか特別に思える、と。同じように、もしこのジャケットが他の誰かの手に渡ったとしても、なんかいいなぁと思ってもらえたら素敵だなって思います。
今回の撮影では、妹のみのりさんが
フォトグラファーとして参加してくれ
ましたが、
このような形での姉妹共演はいかがでしたか?
みのり:ちょっと恥ずかしかったです。普段はこういう感じなのに、仕事ちゃんとしてるなぁって思われるのがなんか嫌なんです(笑)。
クルミ:私もこそばゆい感じはありました。写真を撮られているときはどうにでもなれ!と思いながらやっていましたね。決めすぎても恥ずかしいし、油断しすぎると本当に実家にいるときの変な顔になっちゃうから、そうならないように絶妙な感じが難しかったです。
みのり:途中ちょっとその顔あったかも(笑)。
今まで姉妹間で影響を受けあったこと
はありましたか?
みのり:大学生くらいまでは仲が悪すぎて、憧れていることがバレたら怒られると思っていたので、憧れないようにしていました。
そうだったんですか?!
クルミ:長女あるあるかもしれないですけど、私が悪戦苦闘しながら人生を歩んできているところを後ろから見て、みのりは要領よくススス〜っとクリアしていくので、なんか気になる時期がずっとあったんです。
みのり:それでも、田舎に住んでいると情報も限られているので、読んでいた漫画などに少なからず影響は受けていて、怒られたくないからバレないようにこっそり借りたりしていました。
クルミさんらしさは
どういうところだと思いますか?
クルミ:誰に対してもフラットに喋れて、すぐに仲良くなれるところ。
みのり:誰にでも親戚おばさん(笑)。


そのルーツは昔からですか?
クルミ:完全に母親譲りですね。母は田舎の町中のことをなんでも知っているし、漫画やネットについてもすごく詳しい。私より知識量も上なので、知識の泉は母です。私は性格も外見も母にそっくりで、このままどんどん似ていくのはちょっと・・・(笑)。
みのり:もうなってるよ。歩き方も含めて後ろ姿とか本当に同じなんです。でも、本当にそこがクルミらしいところだと思います。
モデルや女優としての活動の他にも、
趣味を発信したりとSNSを早い段階から使いこなして
こられてきた印象があるの
ですが、自己表現の
モチベーションはどこからきていますか?
クルミ:高校生くらいの時から、前略プロフィールやCROOZ blogなどを始めて、当時憧れていたしょこたんのブログ更新量を目指して情報を発信し続けていたので、もう生活の一部として組み込まれているんですよね。ミステリアスな人も素敵だと思うけれど、私は真逆で絶対になれないからこそ、もっと等身大の自分を出していこうという感じです。そうやって生きている人に私自身も魅力を感じることが多いので。
情報発信がライフワークの一つに
なっているんですね。
クルミ:そうですね。だから、自分が病気にかかった時も「この情報は絶対に人のためになる!」って思ったら言わずにいられなかったり。こういうところでもお節介おばさんの血が流れているなぁと実感します(笑)。
最後に二人のこれからやりたいことや
将来の夢を教えてください。
クルミ:SNSでも発信している趣味の編み物を最近は友達に教えたりもしていて、それがいつかちゃんと形になったらいいなと思っています。ビジネスとして収益化したいわけではなくて、チャリティとかに繋げていきたい。周りを見ていても、物ではなくて経験にお金を使いたくなっている人が多いと思うので、そういう場の一つになれればいいなとぼんやり考えています。
みのり:最近バレーボールを健康のために始めたので、もっと上手くなりたいです。楽しみながら身体のことも考えて生活していきたいですね。
衣装クレジット 501® 90’s/本人私物