Vol.11
LEVIʼS®
MONTHLY
MUSE
畠山千明
CHIAKI HATAKEYAMA
501®︎を愛する女性のライフスタイルやクリエイティビティにフォーカスをあてたインタビュー連載「LEVI’S® MONTHLY MUSE」。第十一回目のゲストはモデルとして唯一無二の存在感を発揮する畠山千明さんが登場。自他ともに認めるほどの501®︎ラバーの畠山さんに、デニムへの想いから自分らしさについてまで、たくさんのお話を聞きました。
デニムはいつ頃から穿くように
なりましたか?
私の場合は父の影響で小さな頃から触れてきていました。父は大工の仕事をしているのですが、デニムにエア フォース1を履いて現場に行くような人で、デニムは本当にたくさん持っていたんです。その一方で、母はフリフリとかが好きな人で、10代の頃はタイプの異なる二人の狭間でちょっとしたジレンマがあったように思います。
実際にご自身で
デニムに興味を持つように
なったのは
どのような経緯だったのでしょうか?
10代の頃はギャル一筋だったのであまり興味がなかったのですが、原宿の古着屋さんで働くようになった20歳前後くらいの時に、Levi’s®︎というブランドや501®︎という品番を知ってどんどん興味を持つようになりました。
私服でも仕事でもデニムを着る機会が
すごく多い畠山さんですが、
501®︎にはどのような印象がありますか?
王道中の王道ですよね。古着屋さんで働いていた頃から、デニムは501®︎ばかり。クラシックなモデルだからこそできることがたくさんあって、自分でクラッシュしたり、カットオフしたりと501®︎をいろんな形でアレンジして自分らしく穿いてきました。
501®︎との思い出はありますか?
古着屋の頃にバイイングもさせてもらっていたのですが、選ぶデニムが501®︎しかなくて怒られたことがあります(笑)。「全部501®︎じゃん」みたいな。でも、選ぶのも接客するのも私の仕事。私のお客さんに売るという意味でも私の好きなものじゃないと意味がないと思っていて、私が穿いているから穿きたいと言ってくれる子のために売りたかったのでそこは貫いてましたね。
自分らしく穿きこなすための
マイルールはありますか?
デニムの年代に合わせて同じ時代の古着を合わせて着るのが好きです。今日は70年代後半に作られた66後期のモデルに合わせて少しセブンティーズのムードを出したくて、ペイズリーやモヘアのカーディガンを選びました。現行のモデルもデイリーに穿けるので好きですが、年代ものを買うときは、その時代にリスペクトを込めたスタイリングをしたいといつも思っています。
501®︎しかり、オーセンティックの定義
とは
なんだと思いますか?
最近、より一層オーセンティックなものに惹かれるようになっていて。定義を言葉にするのは難しいのですが、周りからの見え方に対して私自身に変化があったように感じます。これまでかっこいい女性でありたいとか、その役目を果たさなくてはいけないという強迫観念のようなものがずっとあって。坊主だったし、いつもスナイパーみたいな格好をすることで、人に対して少なからず威圧感を与えていたと思う。でも最近は、本当のかっこいい女性は坊主だとか、どんな格好をしているかではなくて自然体でいることなんじゃないかって思うようになったんです。これまでのイメージを削ぎ落として、他人が求める自分よりも自分が求める自分を大切にしようと思うようになってから、よりオーセンティックなものに対して敏感になってきたように感じます。
今、畠山さんの思う自分らしさは
どういうところだと思いますか?
自分にも他人にも嘘をつかないこと。モデルもお母さんも、奥さんも全部が自分なので、全ての生活の時間で嘘をつかないようにというのは、常にモットーにしています。いろんな人生を送ってきましたが、いつがよかったとかではなく、それぞれ人生の第一章、第二章みたいな感じで考えていて、どの時代の自分も愛せている。ギャルの時も古着屋さんの時も、お母さんの自分も含めて今の自分を愛せているので、何にも後悔がないんです。周りの人に対して虚勢を張らずないということが、いつでも自分らしくいられる秘訣なのかなって思います。
SNSからも畠山家の仲の良さが伝わってきます。物選びの基準や考え方など、
娘である希花さんに受け継がれていると感じることはありますか?
物に対してリスペクトを払うというところは私たちに似ていると思います。誰かにお洋服をもらったら、次に会うときに着ていくとか。誰からもらったのかや、それを着ていくことで相手を喜ばせられるということは本人もよく理解していて、我が子ながらこれからの成長がすごく楽しみな部分です。また、うちは男の子だからとか、女の子だからというような理由で制限をつけることはしていなくて、希花が選ぶものを尊重するようにしています。もちろん、これもあるよといった助言はしますし、なんでもかんでも買い与えるということはしないのですが、7歳ながらきちんと自分で考えて決められる子供に育っているなと日々感じています。親と子という関係ではなく、対等な3人の人間で暮らしている感覚。友達というよりはバディに近いのかな。希花が成人する頃には、私が42歳、旦那が43歳なので、そのころの3人がどうなっているのか、今から楽しみです。
SNSからも畠山家の仲の良さが伝わってきます。
物選びの基準や考え方など、娘である希花さんに受け継がれていると感じることはありますか?
物に対してリスペクトを払うというところは私たちに似ていると思います。誰かにお洋服をもらったら、次に会うときに着ていくとか。誰からもらったのかや、それを着ていくことで相手を喜ばせられるということは本人もよく理解していて、我が子ながらこれからの成長がすごく楽しみな部分です。また、うちは男の子だからとか、女の子だからというような理由で制限をつけることはしていなくて、希花が選ぶものを尊重するようにしています。もちろん、これもあるよといった助言はしますし、なんでもかんでも買い与えるということはしないのですが、7歳ながらきちんと自分で考えて決められる子供に育っているなと日々感じています。親と子という関係ではなく、対等な3人の人間で暮らしている感覚。友達というよりはバディに近いのかな。希花が成人する頃には、私が42歳、旦那が43歳なので、そのころの3人がどうなっているのか、今から楽しみです。
最近のマイブームはなんですか?
猫を飼い始めてからその可愛さに気づいてしまい、猫のモチーフや愛猫のためのグッズを集めることにハマっています。前なんか、インスタで見つけた見知らぬおばさんに愛猫のわさびがうんちしている姿のニットをオーダーメイドで編んでもらいました(笑)。今もZOZOTOWNとかで「猫_洋服」とか、「猫_グッズ」 というキーワードを調べるのが日課になっています。
では最後に、
将来の夢を教えてください。
ずっと自分っぽい感じでいたいですね。笑いたいときは笑って、嬉しいときは嬉しいって言えるチャーミングな女性でありたい。野に咲くタンポポとかを見つけては、じーっと見つめているような…。あ、猫おばさんもいいですね。一生猫おばさんになりたいです。